2024年9月18日水曜日

今週の今昔館(441) 模型の現場を訪問しよう 大大阪新開地 20240918

〇模型の現場を訪問しよう 大大阪新開地

 大阪くらしの今昔館の近代のフロアには、模型やジオラマで、明治以降の近代大阪の住まいとまちづくりの歴史を展示しています。今回は、住まいの大阪六景のひとつ「大大阪新開地-市街地の拡大と近代長屋-」をご紹介し、模型のモデルとなった住宅地が、今どうなっているかを訪ねます。

 大正14年(1925)の「大大阪」誕生とともに新しく市域に編入された新市街地は「大大阪新開地」と呼ばれました。新市域では、組合施行による土地区画整理事業によって土地会社が宅地を開発し、その上に長屋建ての貸家を建設して大家に売却し、大家が賃貸住宅経営を行っていました。長屋住宅の一部に大家が居住する場合もありました。
 『大大阪』という雑誌は、昭和7年(1932)から8年頃の土地区画整理地区の暮らしぶりについて、「大大阪新開地風景」と題したルポルタージュ記事を掲載しています。第1回目は旭区森小路付近を取り上げています。
 大区画整理地-今福、野江、清水、森小路に亘る大区画整理地の風景は、大大阪市としては異色あるものである。大都市の目貫とまでは行かなくても、その動脈の一つたる京阪沿線にこれほどの大きな野原があらうとは、誰もが想像しなかつたところであらう。(中略)既に道路は、幾何学の線をもつて、将来の街路を截然と規定してゐる。新開地の風景ではないかもしれない。しかし未開地、新開地の中間の風景ではある。
 土地区画整理で道路がつくられ、間もなく建物が建てられていく状況を、未開地と新開地の中間と見立てて描写しています。新しく市域に編入された地域に共通の風景であったのでしょう。

 この模型は、昭和10年(1935)頃の大大阪新開地=近代長屋住宅地の風景です。現在の阿倍野区、住吉区、住之江区辺りにある長屋を一つのまちに「再編成」したものです。伝統的な和風長屋住宅に加えて、邸宅風の長屋住宅や、洋風のモダンな長屋住宅の町並みが50分の1で再現されています。大大阪新開地は既成市街地の外周部に新たに開発された住宅地で、当時のニュータウンにあたります。
 詳しくは、住まいのミュージアムができるまで「庶民のあこがれの住まい・大大阪新開地~近代長屋~」をご覧ください。模型の制作に関わられた当時大阪市立都島第二工業高等学校建築科教諭の和田康由先生へのインタビュー記事となっています。あんじゅ10号(2002年春号)に掲載されています。
https://www.osaka-angenet.jp/ange/ange10

大大阪新開地(住まいの大阪六景)
大大阪新開地(住まいの大阪六景)

■邸宅風の和風長屋
邸宅風の和風長屋


 まず、伝統的な和風の近代長屋を見てみましょう。写真は、前庭のある和風長屋で、表には高塀をめぐらし、それぞれ玄関があります。邸宅風になっています。長屋はそれぞれ間口2間の4戸建てと、間口が2間より大きく、瓦屋根が少し高い2戸の合計6戸からなり、いずれも本二階建てで、2階の表側はガラス戸と縁を設けています。右端の住戸だけ間口が少し広く、前庭に洋風の部屋が飛び出しています。ここは長屋の家主さんの住宅です。残りの5戸は貸家(借家)で、「助産婦」の看板もかかっています。このような邸宅風の和風長屋は、昭和初期に登場しました。

 右の写真は風呂屋(寿湯)です。長屋の中には内風呂がないものもあったので、地域に風呂屋が建てられました。
 入口や塀は洋風というか、中華風というか、不思議なデザインですね。8階の江戸時代の風呂屋さんの外観と比較してみると何か発見があるかもしれません。この模型はお正月なので、風呂屋の煙突に凧が引っかかっています。芸の細かいところもお見逃しなく。
風呂屋(寿湯)


 この模型の中に、建てかけの長屋があります。瓦屋根がきちんと葺かれているので、上棟式は終わったのでしょう。足場を組んで、左官工事や内装を行っている段階に見えます。職人の働きぶりをよく観察してください。当時、長屋の建設には、建売大工が活躍したそうです。建売大工は地主と交渉して土地を借り受け、その場所に長屋を建て、大工自らが買主(家主)を探して販売するというのが一般的であったそうです。
建設中の長屋


■洋風長屋
 風呂屋さんを挟んで建てかけの長屋の反対側に4戸建ての洋風の長屋が2棟あります。写真の左の1棟は外観の模型、右の1棟は内部を表した模型です。
 まず、外観の模型(写真の左側)を見てください。2階には洋風の出窓が付けられ、1階は陸屋根が少し張り出し、出入り口には洋風の玄関扉と門灯が付けられています。前庭は、低い塀が設けられています。和風長屋の高塀と比べると、ずいぶん開放的です。
 つぎに内部を見てみましょう。洋風長屋の模型の直上写真をご覧ください。右側2戸は1階、左側2戸は2階を表わしています。4戸長屋の間取りと住生活がよくわかります。1階に台所、茶の間、玄関の間、6畳の間(床の間付)、縁側、風呂、便所があり、茶の間と6畳の間の間には廊下がとられています。2階には8畳の間と6畳の間、3畳の書斎があり、バルコニーがついています。前庭、裏庭付きで、よく考えられた間取りです。しかも、この間取りがピタリとはまるように計画的に道路区画がなされ、背割には汲み取り通路が確保されています。当時の便所は水洗ではなかったので、部屋の中を通らずに裏から汲み取りができるように工夫されています。
 間口が2間半あることによって、8畳の間や床の間付きの6畳の間(もちろん奥行き半間の押し入れ付き)が確保できます。また1間幅の玄関と4畳半(1間半)の茶の間を並べることができます。間口2間幅の間取りと比べて平面プランのバリエーションが増え、お屋敷に近い雰囲気も出せたのではないでしょうか。おまけに戦前の畳は関西間(京間)で、メートル間に近い大きさですから、ゆとりがあります。
 2戸ペアになっているのは玄関側だけで、奥は反転させずに風呂と便所が1戸分ずつ裏庭に突き出すようになっています。自然換気を重視して両面開放にしたのでしょうか?
 この模型のもう一つの見どころは、長屋の暮らしぶりが再現されていることです。台所での炊事や茶の間での食事風景はもちろん、押入の中までのぞくことができます。

洋風長屋の間取り(右の2戸は1階、左の2戸は2階)


■住之江の洋風長屋
 洋風の長屋住宅の中に、間口2間半でバルコニー付きの洋風長屋があります。左端は2戸1の長屋。隣は4戸で1棟の長屋です。2戸ペアでデザインされていて、手摺り子をもつ低い塀、2階窓の建具の組子、妻面のハーフティンバー(half timbering)など、おしゃれです。現在の大阪市住之江区西住之江に現存している長屋です。
 ハーフティンバーを辞書で引くと、「木造住宅建築の一様式で、柱・梁・斜材などそそのまま外部に現し、その間の壁体を石材・土壁あるいは煉瓦で充塡したもの。イギリスでは1450~1650年ごろに盛んに行われた方式であるが、ドイツやフランスにも、その例が見られる。」(『建築大辞典』)とあります。
住之江の洋風長屋の外観写真


 「近代都市住宅年表」の下段には、各時代の代表的な住宅の立面図が同じスケールで描かれています。年表の中ほど折れ曲がりの辺りには、住之江の洋風長屋が描かれています。この模型の制作のベースとなった4戸で1棟の洋風長屋の立面図です。

住之江の洋風長屋の立面図(「近代都市住宅年表」)


 それでは、大阪市パノラマ地図ではどのように描かれているか見てみましょう。といきたいところですが、「大大阪新開地」はパノラマ地図には描かれていません。

大阪市パノラマ地図の右下部分(大阪くらしの今昔館蔵)
当時の大阪市域を描いているため、現在の阿倍野区、
住吉区等は描かれていない。
住吉神社のみが挿絵として描かれている。

 パノラマ地図は大正13年1月の発行で、当時の大阪市は東西南北の4区の時代です。現在の阿倍野区、住吉区、住之江区などは、翌年の大正14年(1925)に、第二次市域拡張によって大阪市域に含まれることとなります。それで、現在の阿倍野区、住吉区などは描かれず、住吉神社のみが挿絵として描かれています。

大阪市の第2次市域拡張
(大阪市史編纂所『新修大阪市史第7巻』)

 そこで、米軍が昭和23年(1948)に撮影した航空写真を、国土地理院が公開していますので、こちらで見てみることにします。1枚目は阿倍野区阪南町付近で、組合施行区画整理の第1号である阪南土地区画整理事業によって街区が整備され、長屋が整然と建てられている様子がわかります。このあたりは戦災を免れましたので、昭和戦前に建てられた住宅が、そのまま残っています。

米軍の撮影による航空写真の阪南町付近(昭和23年)
(国土地理院HPより)


 2枚目は、住之江区西住之江付近です。写真中央を南北に南海本線が走っています。その西側に長屋住宅地が形成されています。区画整理された街区の上に長屋が整然と建てられている様子がわかります。模型にある洋風長屋はこのあたりに建っています。南海本線と並行して東側には紀州街道が通っていますが、街道沿いの住宅と西側の新市街地とで住宅の大きさが違っていることもよくわかります。

米軍の撮影による航空写真の西住之江付近(昭和23年)
(国土地理院HPより)

 次に、今昔マップ3を使って、阿倍野区阪南町付近の変遷を見てみましょう。
 左上は明治41年、股ケ池(桃ケ池)の西側一帯には田畑が拡がっています。右上は昭和7年、組合施行の阪南土地区画整理事業によって街区が形成され、一部では長屋の建設が始まっています。左下は昭和22年、戦災を免れた長屋住宅地が拡がっています。右下は、現在の国土地理院地図です。

明治41年・昭和7年・昭和22年の地形図、最近の国土地理院地図の
阪南町付近(今昔マップ3)


 最後に最近の航空写真を見てみましょう。まず、阿倍野区昭和町付近です。
 大阪メトロ昭和町駅の西側の赤丸印は、昭和町の寺西長屋と本宅です。

最近の航空写真の昭和町付近(国土地理院)
昭和町の寺西長屋
昭和町の寺西長屋
昭和町の寺西本宅

 次に、住之江区西住之江付近です。南海本線住ノ江駅南西の赤丸印のあたりには、洋風長屋が現在も残っています。

最近の航空写真の西住之江付近(国土地理院)
西住之江の洋風長屋
西住之江の洋風長屋
西住之江の洋風長屋


 今回は、「住まいの大阪六景」のひとつ、「大大阪新開地-市街地の拡大と近代長屋-」について紹介し、模型のモデルとなった住宅地を訪ねました。
 大阪の長屋については、あんじゅ15号(2003年夏号)に「大阪長屋サミット~長屋の魅力再発見!」の特集記事が掲載されています。
https://www.osaka-angenet.jp/ange/ange15


〇企画展「レトロ・ロマン・モダン、乙女のくらし」開催中です
 後期:2024年9月7日(土)~2024年10月14日(月)

 明治から昭和にかけて、女性たちの暮らしは家庭内から外へより活動的に変化していきました。服装も着物から洋服へ、髪型は日本髪から束髪を経て断髪へと変容し、「モダンガール」と呼ばれる新しい女性像が展開しました。変化する生活に伴って特に女性用の化粧方法も変化し、多種多様に商品開発されました。パッケージには当時の女性に好まれたデザインを取り入れたため、時代の雰囲気をよく表しています。

 本展では近代の商業デザインの研究家である佐野宏明氏のコレクションを中心に、「レトロ・ロマン・モダン」と呼ばれる大正時代前後の化粧品や薬など生活雑貨のパッケージ、雑誌や商品広告などを展示し、当時の女性の暮らしとその中にある美意識を探ります。

主な展示物
パッケージや女性の身の回りの商品、女性が描かれた広告等を展示。
・化粧品(化粧水・クリーム・香水・パウダー)
・トイレタリ(石鹸・洗い粉・歯磨き)
・生活雑貨(薬、飲料、菓子、マッチ、繊維ラベル、絵葉書、雑誌、団扇)など

※ 企画展示室のガラスが取り換えられて、低反射高透過の見やすいガラスになっています。


【関連講演会】
「レトロ・ロマン・モダンを語る」
日程: 2024年8月31日(土)
時間:13:30~15:00
会場:住まい情報センタービル3階ホール(大阪くらしの今昔館同ビル内3階)
定員:150名
参加費:無料
申込み:7/1(月)より今昔館のホームページでお知らせ・受付を開始します。
(発表内容など詳細は7/1からの申込ページをご参照ください)
https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/exhibition_special/260000934



〇6月1日よりミュージアムショップが再開しました

 今昔館が発行する刊行物(図録)や各種地図はもとより、和小物や大阪のお土産物など取り揃えております。どうぞご利用ください。


〇ワークショップ・イベントのご案内
 和文化体験のワークショップやパフォーマンスです。どうぞお楽しみください。
 *スケジュール表はこちら≫https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/event
 定員がある当日先着イベントは8階受付で12時から参加券を発行しています。


〇入場料のお知らせ
【常設展】一般 600円(団体500円)
     高校生・大学生 300円(団体200円)
【企画展】展覧会ごとに料金が異なります。
     ホームページをご覧ください。
     ※常設展と企画展のお得なセット券も販売しております。

(注)団体は20名以上
(注)高校生・大学生は学生証原本要提示
(注)中学生以下、障がい者手帳等持参者(介護者1名を含む)、大阪市内の在住の65歳以上の方は無料(証明書原本(運転免許証、健康保険証、敬老優待乗車証、障がい者手帳等、またはミライロID)要提示)

【現在開催中の企画展】
企画展のみ 500円
常設展+企画展
一般 1000円(団体900円)
高校生・大学生 700円(団体600円)
※要学生証原本提示
※中学生以下、障がい者手帳・ミライロID等持参者(介護者1名含む)、大阪市内在住65歳以上は無料(要学生証原本提示)

今昔館は、毎週火曜日が休館日となっています。
 https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/guide


〇風呂屋シアターもリフレッシュ
「桂米朝・米團治と行く 大坂むかしまち巡り」と題して、商家の賑わいを紹介しています。


〇着物体験サービス

感染症対策のため中止しておりました、着物体験サービスを再開しています。

着物(夏季は浴衣)に着替えて江戸時代の町並みを散策することができます。洋服の上からはおる簡単な着付けなので気軽にご利用いただけます。

●受付時間 10:00〜
●受付場所:9階着物コーナー(人形屋)
●料金:お1人につき1回1000円
●体験時間:30分(着替え時間を含まない)
●定員:先着100名様/日

※身長制限 110cm以上
※国内外に関わらず、小学校・中学校団体様の着物体験利用の受付は行っておりません。

【ご提供するサービスの内容】
・着物・草履のレンタル
・着付け ※服の上から着物を着ていただきます。
・上着、厚手の衣類(セーター、トレーナー等)は脱いでください。



〇反物着装パフォーマンス
約13メートルの長さの反物を2個のクリップと帯紐だけで、あたかも着物を着たかのように着装します。まるで手品のようです。
場 所:9階呉服屋
日 時:不定期(イベントスケジュールをご覧ください)
※町家衆のパフォーマンスをご覧ください。着装の体験はできません。



〇住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」とは?

 「住まいの歴史と文化」をテーマにした、日本で初めての專門ミュージアムである「大阪くらしの今昔館」は、2001年4月26日に開館しました。2023年4月26日に開館22周年を迎えました。これからも、大阪くらしの今昔館をどうぞよろしくお願いいたします。

 住まい情報センターのビルの9階「なにわ町家の歳時記」は、江戸時代のフロア。天保初年(1830年代前半)の大坂の町並みを実物大で復元しています。
 8階「モダン大阪パノラマ遊覧」は、明治・大正・昭和のフロアで近代大阪の住まいと暮らしを模型や資料で展示。
 さらに企画展示室では特別展や企画展を開催しています。

 前館長の谷直樹先生と新館長の増井正哉先生がこれまでの道のりを振り返り、これからの課題について語り合う動画が公開されています。
 こちらからどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=kFW0qbelLNo



〇「今昔館 まなびプログラム」が公開されています
 大阪のまちと住まいや くらしのことを おうちで学んでみませんか?
 こちらからどうぞ。
 ⇒https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/manabi_program/今昔館 まなびプログラム




〇おうちにいながらミュージアムを楽しもう!
 今昔館の展示関連の動画を集めました。
https://www.youtube.com/@user-zy5nw1vs2o


 英語の字幕入りの動画を見ることもできます。
https://www.youtube.com/watch?v=lOgkk5mfaT0
 https://www.youtube.com/watch?v=1ZFcAzP08Ys



 今昔館の近代のフロアをご紹介する動画が2編公開されています。動画を見てから見学すると、見どころがよくわかると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SbqzmybwKss&feature=youtu.be


https://www.youtube.com/watch?v=EohP-xqrOi4



〇落語家 桂米團治と歩く江戸時代の大坂
 大阪くらしの今昔館の9階常設展示室にある江戸時代(天保年間)の大坂の町並みをご紹介する新しい動画ができました。案内人は上方の落語家、桂米團治師匠です。
〈①表通り編〉
 こちらからどうぞ。
 https://www.youtube.com/watch?v=n1moBJy5uB4
〈②町家の暮らし編〉
 こちらからどうぞ。
 https://www.youtube.com/watch?v=dDb2VBmyKnw



〇【動画】重文茶室「蓑庵」ー構造模型で見る茶室建築の世界
 重要文化財 大徳寺玉林院茶室「蓑庵(さあん)」の実物大構造模型(竹中大工道具館所蔵)を京都工芸繊維大学名誉教授 日向進先生が分かりやすく解説してくださいます。
 こちらからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=tqJEnPZckbc&feature=youtu.be



〇天満天神繁昌亭コラボレーション企画【チケ得】が始まりました

「天満天神繁昌亭」×「大阪くらしの今昔館」

コラボレーション企画【チケ得】が始まりました!
窓口でチケット半券を提示していただくとお得に入場、入館していただけます。
詳細は以下に記載しておりますのでご利用の前にご確認ください。
(実施期間2023年8月1日(火)~2024年3月31日(日))

■天満天神繁昌亭にお得に入場■
「大阪くらしの今昔館」のチケット半券を提示すると
「天満天神繁昌亭」の入館料が300円OFF!!

※対象チケットは公演日より30日間有効
※窓口でお買い求めの際にのみ適用されます
※昼席一般当日入場料から300円引きいたします(例)当日料金2,800円が2,500円に!!
※半券1枚につき1名様1回限り利用可
※満席の場合はご利用いただけません
※その他割引との併用はできません
※ご利用いただけない日程がございます。詳しくは天満天神繁昌亭にお問い合わせください

■大阪くらしの今昔館にお得に入館■
「天満天神繁昌亭」のチケット半券を提示すると
「大阪くらしの今昔館」の入館料が100円OFF!!

※対象チケットは公演日より30日間有効
※窓口でお買い求めの際にのみ適用されます
※入館料から100円引きいたします(例)常設展大人600円が500円に!!
※半券1枚につき1名様1回限り利用可
※企画展のみの場合は割引できません
※その他割引との併用はできません
※ お支払い方法は現金のみとなります



 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/


 「今週の今昔館」の第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪まち物語」に掲載しています。
 「今週の今昔館」の第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html



2024年9月11日水曜日

今週の今昔館(440) 模型の現場を訪問しよう 空堀通 20240911

〇常設展の展示替えがありました

 令和6年9月7日(土)から、9階常設展示は「商家の賑わい」の展示となりました。
 なお、企画展示室では、引き続き9月7日(土)から10月14日(月・祝)まで、「レトロ・ロマン・モダン、乙女のくらし」を開催しています。


〇模型の現場を訪問しよう 空堀通

 大阪くらしの今昔館の近代のフロアには、模型やジオラマで、明治以降の近代大阪の住まいとまちづくりの歴史を展示しています。今回は、住まいの大阪六景のひとつ「空堀通-商店街・路地・長屋-」をご紹介し、模型のモデルとなった現場が、今どうなっているかを訪ねます。この模型は、昭和13年(1938)8月、地蔵盆の日の昼下がりを再現したものです。

空堀通 -商店街・路地・長屋-(住まいの大阪六景)

 大阪市中央区空堀地区は、戦災を免れた地域で古くからの町家や長屋が多く残っています。空堀という地名は、空の堀=水の溜まっていない堀からきているといわれ、豊臣大坂城の南総構堀があったところと言われています。上町台地の上に位置しており、大坂城の一番の弱点と言われる南面に防御のための堀が掘られましたが、水を溜めることはできませんでした。水のない堀=空堀です。
 江戸時代にはこのあたりは瓦を造る土を採っていたところで、江戸中期頃から市街化し、明治時代には商店街になっていました。瓦の土取場の跡地とあって、掘り下げられた土地に長屋が建てられていて、思いがけない高低差にびっくりさせられます。大河ドラマ「真田丸」が放映された影響もあって、現在注目されているエリアのひとつです。
 この模型は、空堀通と善安筋が交差する辺りを切りとって製作しました。写真の左が北です。現地での実測調査や聞き取り調査、そして資料調査(古写真や航空写真、文献調査)を行い、昭和13年(1938)8月の地蔵盆の日という設定をしました。町並みだけでなく、人々の暮らしや生業を詳細に再現しています。
 詳しくは、住まいのミュージアムができるまで「大阪の暮らしの原風景・空堀通~商店街・路地・長屋~」をご覧ください。模型の制作に関わられた現在の大阪くらしの今昔館館長で、当時は奈良女子大学助教授であった増井正哉先生へのインタビュー記事となっています。あんじゅ9号(2001年冬号)に掲載されています。
https://www.osaka-angenet.jp/ange/ange9

昭和23年 米軍の撮影による航空写真の空堀地域
(国土地理院HPより)

 上の写真左側の川は東横堀で、その東(右)側の大通りが松屋町筋です。松屋町筋の東側、上町筋との間の黒っぽい屋根がびっしりと写っているところが戦災を免れたエリアです。長堀通の北にある榎大明神のえんじゅ(槐)の大樹が、炎を食い止めたことによって、奇跡的に延焼を免れたとも言われています。
 ちなみに、槐は中国原産のマメ科の落葉性の樹木です。日本には仏教が伝わった頃に、槐も伝わったと言われています。大気汚染に強いため、街路樹として見かけることができます。また、建築材としても使われることもあります。開花期が過ぎると数珠のような実をつけます。
空堀の表長屋(「近代都市住宅年表」)

 「近代都市住宅年表」の下の段には各時代の代表的な住宅の立面図が同じスケールで描かれており、空堀の表長屋もあります。模型制作に使われた立面図で、空堀通りに面して角地に建っている表長屋です。
 南から見た空堀通りの模型の写真です。左上が立面図の表長屋になります。手前の表長屋の裏側に、物干台がずらりと並ぶのが圧巻です。
空堀通に面した両側の町並み

 左手前から2軒目が立面図の表長屋で、角地に建ち隅切りがあります。空堀の通りは煉瓦舗装が施され、往来には自家用車(トヨダA4型・昭和11年製)や人力車、大八車、自転車が往来しています。しゃれた街頭は「すずらん灯」と呼ばれていました。表を掃く人、水撒きの人、通行人、そして、八木歯科医院の前で駄々をこねている子どもなどがいます。手前の町家は、断面模型になっているので、室内の様子がよくわかります。
 看板は変わっていますが、現在も残る「ぜにや」ふとん店。
 善安筋の坂の突当りは寄席の喜楽亭。冒頭に野漠が出てくる「らくだ」や高津神社が出てくる「高津の富」などが演じられました。この建物は屋根が入母屋造りで越屋根がついた立派なものでした。
表通から見ると2階建てですが、裏側は地下2階まであります。
 そして、裏長屋の路次には、行水の子どもや洗濯するおばさんがいます。


 旧暦7月24日、昭和初期には夏休みが終わる前の8月24日に地蔵盆がありました。子どもたちが大きな数珠を囲んで座り、お坊さんの読経にあわせて順々に回す、数珠回しの風景です。その後、お供物のおさがりをみんなでいただくのが楽しみでした。提灯は町内のおじさんの手作り。

 それでは、江戸時代の空堀周辺の町の様子を、幕末に刊行された「浪華名所獨案内」(「津の清」蔵、今昔館9階にパネル展示しています。)で見てみましょう。
 安堂寺橋から東に向かう道に「ナライセ道」とあり、玉造町家の南に「二ケン茶ヤ(二軒茶屋)」とあります。暗峠奈良街道にあたります。東横堀と長堀が交差するところに「銅吹屋」(住友家)があり、その東側一帯が空堀にあたります。「ノバク」「髙ハラ」「コノ辺桃谷ト云」の文字があります。

「浪華名所獨案内」の空堀付近(「津の清」蔵)

 天保8年(1837)刊行の「天保新改攝州大坂全圖」(国際日本文化研究センター蔵)を見ると、道路の様子も詳しく描かれ、御城代屋敷や御太鼓坊、御蔵があります。「清水谷屋敷ト云」という文字や、真田山、真田山イナリもあります。その西側、東横堀に架かる安堂寺橋、末吉橋、九ノ介橋との間が現在の空堀にあたります。このあたりには、同心の屋敷のほか、「■印十一ケ所 字瓦土取場」があります。 大坂城南総構堀の跡地周辺が、瓦土の取場となり、土を取った後に長屋が建てられていることがわかります。

「天保新改攝州大坂全圖」の空堀付近 (天保8年、日文研蔵)

 つぎに、8階フロアの中央にある「大阪市パノラマ地図」で、当時の様子を見てみましょう。鳥瞰図ですので左上が北になります。
 東西の通り(現在の長堀通と千日前通)には市電が通っています。南北の通りは谷町筋を北から六丁目まで、上町筋を上本町2丁目から南へ市電が通っています。空堀のあたりは、谷町筋の拡幅前で市電は上町筋に迂回し、住宅と寺院がびっしりと建っています。南側には、高津神社、生魂神社も描かれています。

「大阪市パノラマ地図」の空堀付近
(大正13年、大阪くらしの今昔館蔵)

 最後に、今昔マップ3を使って、空堀付近の変遷を見てみましょう。
 左上は明治41年、江戸時代の町割がほぼそのまま残っています。右上は昭和4年、長堀通と谷町筋、上町筋に市電が通り、道路が拡幅されています。長堀通よりも南の谷町筋は未拡幅です。左下は昭和22年、空堀から安堂寺町周辺のみが戦災を免れた様子がよくわかります。右下は、現在の国土地理院地図です。谷町筋が拡幅されました。地下鉄谷町線と長堀鶴見緑地線が通っています。

明治41年・昭和4年・昭和22年の地形図、最近の国土地理院地図の
空堀付近(今昔マップ3)

 都心部にありながら奇跡的に戦災を免れ、今なお戦前の佇まいを残すまちが空堀です。長屋や町家、坂道や石畳の路地など、表情は豊かで人と人とのつながりが残っています。地元の空堀まちなみ井戸端会の皆さんは、平成16年度からHOPEゾーン事業を活用し、「お地蔵さんが見守るつながりを生かすまちなみ」をテーマに、地域資源の掘り起こしや情報発信、建物の修復整備など、空堀の特性を活かしたまちなみづくりに取り組んでおられます。

 では、現場を訪問することにしましょう。最寄り駅は大阪メトロ谷町線谷町六丁目駅です。谷町線の南改札口を出て、4号出口から谷町筋に沿って100mほど南に歩くと、アーケードのある空堀商店街があります。商店街を西へ約100m進んだあたりが模型の現場です。今も賑わう商店街です。

善安筋の坂(東側)
坂の側には石段がある
商店街の両側は瓦の土取場でした
善安筋の坂(西側)
坂の突き当りには寄席の喜楽亭跡
今は寄席ではないが建物は残っています
喜楽亭と隣の町家
町家は表通から見ると2階建て、裏側は地下2階まである
町家の脇の坂
坂の先の広場(田島北ふれあい広場)
かつての大坂城の南総構堀の名残という説もある
喜楽亭の向かいの町家
今も残る「ぜにや」ふとん店
「ぜにや」ふとん店
今も残る「八木歯科」
喜楽亭跡(左)付近の商店街
空堀商店街、右手に土居昆布店

 今回は、「住まいの大阪六景」のひとつ、「空堀通-商店街・路地・長屋-」の模型の現地を訪問しました。


〇企画展「レトロ・ロマン・モダン、乙女のくらし」
 後期:2024年9月7日(土)~2024年10月14日(月)

 明治から昭和にかけて、女性たちの暮らしは家庭内から外へより活動的に変化していきました。服装も着物から洋服へ、髪型は日本髪から束髪を経て断髪へと変容し、「モダンガール」と呼ばれる新しい女性像が展開しました。変化する生活に伴って特に女性用の化粧方法も変化し、多種多様に商品開発されました。パッケージには当時の女性に好まれたデザインを取り入れたため、時代の雰囲気をよく表しています。

 本展では近代の商業デザインの研究家である佐野宏明氏のコレクションを中心に、「レトロ・ロマン・モダン」と呼ばれる大正時代前後の化粧品や薬など生活雑貨のパッケージ、雑誌や商品広告などを展示し、当時の女性の暮らしとその中にある美意識を探ります。

主な展示物
パッケージや女性の身の回りの商品、女性が描かれた広告等を展示。
・化粧品(化粧水・クリーム・香水・パウダー)
・トイレタリ(石鹸・洗い粉・歯磨き)
・生活雑貨(薬、飲料、菓子、マッチ、繊維ラベル、絵葉書、雑誌、団扇)など

※ 企画展示室のガラスが取り換えられて、低反射高透過の見やすいガラスになっています。


【関連講演会】
「レトロ・ロマン・モダンを語る」
日程: 2024年8月31日(土)
時間:13:30~15:00
会場:住まい情報センタービル3階ホール(大阪くらしの今昔館同ビル内3階)
定員:150名
参加費:無料
申込み:7/1(月)より今昔館のホームページでお知らせ・受付を開始します。
(発表内容など詳細は7/1からの申込ページをご参照ください)
https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/exhibition_special/260000934



〇6月1日よりミュージアムショップが再開しました

 今昔館が発行する刊行物(図録)や各種地図はもとより、和小物や大阪のお土産物など取り揃えております。どうぞご利用ください。


〇ワークショップ・イベントのご案内
 和文化体験のワークショップやパフォーマンスです。どうぞお楽しみください。
 *スケジュール表はこちら≫https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/event
 定員がある当日先着イベントは8階受付で12時から参加券を発行しています。


〇入場料のお知らせ
【常設展】一般 600円(団体500円)
     高校生・大学生 300円(団体200円)
【企画展】展覧会ごとに料金が異なります。
     ホームページをご覧ください。
     ※常設展と企画展のお得なセット券も販売しております。

(注)団体は20名以上
(注)高校生・大学生は学生証原本要提示
(注)中学生以下、障がい者手帳等持参者(介護者1名を含む)、大阪市内の在住の65歳以上の方は無料(証明書原本(運転免許証、健康保険証、敬老優待乗車証、障がい者手帳等、またはミライロID)要提示)

【現在開催中の企画展】
企画展のみ 500円
常設展+企画展
一般 1000円(団体900円)
高校生・大学生 700円(団体600円)
※要学生証原本提示
※中学生以下、障がい者手帳・ミライロID等持参者(介護者1名含む)、大阪市内在住65歳以上は無料(要学生証原本提示)

今昔館は、毎週火曜日が休館日となっています。
 https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/guide


〇風呂屋シアターもリフレッシュ
「桂米朝・米團治と行く 大坂むかしまち巡り」と題して、商家の賑わいを紹介しています。


〇着物体験サービス

感染症対策のため中止しておりました、着物体験サービスを再開しています。

着物(夏季は浴衣)に着替えて江戸時代の町並みを散策することができます。洋服の上からはおる簡単な着付けなので気軽にご利用いただけます。

●受付時間 10:00〜
●受付場所:9階着物コーナー(人形屋)
●料金:お1人につき1回1000円
●体験時間:30分(着替え時間を含まない)
●定員:先着100名様/日

※身長制限 110cm以上
※国内外に関わらず、小学校・中学校団体様の着物体験利用の受付は行っておりません。

【ご提供するサービスの内容】
・着物・草履のレンタル
・着付け ※服の上から着物を着ていただきます。
・上着、厚手の衣類(セーター、トレーナー等)は脱いでください。



〇反物着装パフォーマンス
約13メートルの長さの反物を2個のクリップと帯紐だけで、あたかも着物を着たかのように着装します。まるで手品のようです。
場 所:9階呉服屋
日 時:不定期(イベントスケジュールをご覧ください)
※町家衆のパフォーマンスをご覧ください。着装の体験はできません。



〇住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」とは?

 「住まいの歴史と文化」をテーマにした、日本で初めての專門ミュージアムである「大阪くらしの今昔館」は、2001年4月26日に開館しました。2023年4月26日に開館22周年を迎えました。これからも、大阪くらしの今昔館をどうぞよろしくお願いいたします。

 住まい情報センターのビルの9階「なにわ町家の歳時記」は、江戸時代のフロア。天保初年(1830年代前半)の大坂の町並みを実物大で復元しています。
 8階「モダン大阪パノラマ遊覧」は、明治・大正・昭和のフロアで近代大阪の住まいと暮らしを模型や資料で展示。
 さらに企画展示室では特別展や企画展を開催しています。

 前館長の谷直樹先生と新館長の増井正哉先生がこれまでの道のりを振り返り、これからの課題について語り合う動画が公開されています。
 こちらからどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=kFW0qbelLNo



〇「今昔館 まなびプログラム」が公開されています
 大阪のまちと住まいや くらしのことを おうちで学んでみませんか?
 こちらからどうぞ。
 ⇒https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/manabi_program/今昔館 まなびプログラム




〇おうちにいながらミュージアムを楽しもう!
 今昔館の展示関連の動画を集めました。
https://www.youtube.com/@user-zy5nw1vs2o


 英語の字幕入りの動画を見ることもできます。
https://www.youtube.com/watch?v=lOgkk5mfaT0
 https://www.youtube.com/watch?v=1ZFcAzP08Ys



 今昔館の近代のフロアをご紹介する動画が2編公開されています。動画を見てから見学すると、見どころがよくわかると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SbqzmybwKss&feature=youtu.be


https://www.youtube.com/watch?v=EohP-xqrOi4



〇落語家 桂米團治と歩く江戸時代の大坂
 大阪くらしの今昔館の9階常設展示室にある江戸時代(天保年間)の大坂の町並みをご紹介する新しい動画ができました。案内人は上方の落語家、桂米團治師匠です。
〈①表通り編〉
 こちらからどうぞ。
 https://www.youtube.com/watch?v=n1moBJy5uB4
〈②町家の暮らし編〉
 こちらからどうぞ。
 https://www.youtube.com/watch?v=dDb2VBmyKnw



〇【動画】重文茶室「蓑庵」ー構造模型で見る茶室建築の世界
 重要文化財 大徳寺玉林院茶室「蓑庵(さあん)」の実物大構造模型(竹中大工道具館所蔵)を京都工芸繊維大学名誉教授 日向進先生が分かりやすく解説してくださいます。
 こちらからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=tqJEnPZckbc&feature=youtu.be



〇天満天神繁昌亭コラボレーション企画【チケ得】が始まりました

「天満天神繁昌亭」×「大阪くらしの今昔館」

コラボレーション企画【チケ得】が始まりました!
窓口でチケット半券を提示していただくとお得に入場、入館していただけます。
詳細は以下に記載しておりますのでご利用の前にご確認ください。
(実施期間2023年8月1日(火)~2024年3月31日(日))

■天満天神繁昌亭にお得に入場■
「大阪くらしの今昔館」のチケット半券を提示すると
「天満天神繁昌亭」の入館料が300円OFF!!

※対象チケットは公演日より30日間有効
※窓口でお買い求めの際にのみ適用されます
※昼席一般当日入場料から300円引きいたします(例)当日料金2,800円が2,500円に!!
※半券1枚につき1名様1回限り利用可
※満席の場合はご利用いただけません
※その他割引との併用はできません
※ご利用いただけない日程がございます。詳しくは天満天神繁昌亭にお問い合わせください

■大阪くらしの今昔館にお得に入館■
「天満天神繁昌亭」のチケット半券を提示すると
「大阪くらしの今昔館」の入館料が100円OFF!!

※対象チケットは公演日より30日間有効
※窓口でお買い求めの際にのみ適用されます
※入館料から100円引きいたします(例)常設展大人600円が500円に!!
※半券1枚につき1名様1回限り利用可
※企画展のみの場合は割引できません
※その他割引との併用はできません
※ お支払い方法は現金のみとなります



 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.osaka-angenet.jp/konjyakukan/


 「今週の今昔館」の第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪まち物語」に掲載しています。
 「今週の今昔館」の第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html