2019年5月29日水曜日

今週の今昔館(165) 高麗橋 20190529

〇浪華の賑ひに見る江戸時代の大坂(3)

 「浪華の賑ひ」の「浪華三大橋」の次には、いよいよ「高麗橋」が登場します。高麗橋は、浪華三大橋の1枚目の画面中央辺りに描かれている橋です。江戸時代、数少ない公儀橋の中でも格が高く、大坂の街道の起点となった橋です。

 高麗橋 当橋詰の左右に城郭にひとしき矢倉あり。号(なづ)けて矢倉屋敷といふ。また、堺すぢ平野町の角にも、かくのごとき櫓あり。浪花市中の奇観なり。さて、恵比須屋の呉服店をはじめ、玉露堂の団扇店(あふぎみせ)、岩城三井の呉服店、虎屋伊織の菓子店、そのほか種々の商家軒をならべ、交易に暇なく、至って賑はし。この地西は西長堀、北は大川、南は長堀、東はこの川を限りとしてすべて船場と称す。
 月雪のちまたに暮れてかざり竹 鼎左

浪華の賑ひ「高麗橋」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 「浪華の賑ひ」の本文には以下のように記載されています。
高麗橋 東堀に渡せり。此川すじ十三橋の内、川上より第三の橋にして高欄壮観なり。
凡そ大阪よりして諸方に至る行程の里数を此橋よりして定るを例とす。この川を東堀と号し、是より東を上町という。西を船場と称す。当橋の上なるを今橋と号す。此橋筋の船場の方を俗に内町と号し、名に聞えたる冨家、豪家軒をつらぬ。又此辺より北を北浜という。此に金相場とて日毎に市中の両替屋あつまり、金の売買をなし、相場を立てて金の価を定む。是は堂島に於いて米の価を定むるとは異にして、又浪花の一奇というべし。


 「浪華名所獨案内」の高麗橋付近を見てみましょう。
 天神橋の下流で大川から東横堀川が分岐し、上流側からヨシヤバシ、今バシ、カウライバシが架かっています。今橋通りには「平五」「天五」「鴻ノ池」といった両替商が軒を並べ、高麗橋通りには、岩城、三井の呉服店、三井両替店、スルガヤ、虎屋マンヂウが並んでいます。船場の中でも特に大店の集まるエリアでした。

浪華名所獨案内(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 天保新改攝州大坂全圖を見ると、今橋、高麗橋の名前は見えませんが、通り名や〇丁目などは詳しく表示されています。

天保新改攝州大坂全圖(国際日本文化研究センター蔵)

 大正3年発行の大阪市内詳細図です。葭屋橋に市電が走り土佐堀通が拡幅されたことにより、今橋よりも葭屋橋の交通量が増えています。堺筋が拡幅されて市電が走り、北浜の南の市電停留所(電停)は高麗橋になっています。一筋西側の旧難波橋と並んで、堺筋に「大川橋」が架かっています。

大阪市内詳細図(大正3年)
(国際日本文化研究センター蔵)

 大正13年発行の大阪市パノラマ地図を見てみましょう。市電が走る葭屋橋の様子と、今橋から高麗橋、平野橋にかけて、東横堀の両岸に白壁の蔵が並んでいた様子が描かれています。中之島公園が天神橋まで伸びてきています。

大阪市パノラマ地図(大正13年)
(国際日本文化研究センター蔵)

 昭和12年発行の大大阪観光地図を見ると、株式取引所と三越百貨店の挿絵が描かれ、その間を高麗橋通りが通っています。北浜二、高麗橋、平野町に電停があったことがわかります。

大大阪観光地図(国際日本文化研究センター蔵)

 浪花百景には高麗橋は描かれていませんが、1つ上流側の「今橋」の「つきぢの風景」があります。

浪花百景「今橋つきぢの風景(国員画)」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 大川から分かれた東横堀川の流れはまず葭屋橋(奥の橋)をくぐり、息つく間もなく今橋(手前の橋)をくぐります。今橋は南の高麗橋とともに豊臣時代から架橋されていた橋で、この堀川は大坂城の外堀の役割を持ち、真っ先に整備されて船の通行も多かったといわれます。
 葭屋橋の西詰(左側)は天明3年(1783)に新たに造成された新地で、「築地」あるいは「蟹島新地」と呼ばれました。葭屋橋はこの新地と東横堀東岸とを結ぶためにその際に新設された橋。眺めの良い築地は料亭や旅館が軒を連ねる街で、遊郭も開かれ、船場の旦那衆が遊楽の場へ出入りする架け橋となりました。
 今橋の北には北浜、西側には天王寺屋や鴻池屋など名だたる大両替商が集まり、当地の繁栄はのちの証券取引所に引き継がれます。

 写真は、現在の高麗橋と今橋です。
 大阪市のホームページによると、高麗橋(こうらいばし)は、橋長:62.54m、幅員:11.00mのアーチ橋で、完成は昭和4年。
 東横堀川は大阪城築城のとき外堀として改修されたといわれ、高麗橋はそのころに架けられたらしく、現在大阪城天守閣に保存されている慶長9年(1604)の銘のある鉄製擬宝珠(ぎぼし)はこの橋のものと伝えられています。
 江戸時代の高麗橋は幕府管理の12の公儀橋の中でも格式が高く、西詰に幕府の御触書を掲示する制札場があったほか、諸方への距離をはかる起点にもなっていました。
 明治3年(1870)9月、大阪で最初の鉄橋に架け替えられ、さらに昭和4年(1929)6月に現在の鉄筋コンクリートアーチ橋にかわりました。欄干の擬宝珠や西詰にあった櫓屋敷(やぐらやしき)を模した親柱は昔の面影をしのぶよすがとなっています。


現在の高麗橋
高麗橋の親柱
里程元標跡
里程元標跡の側面
高麗橋の顕彰碑
現在の今橋
今橋の顕彰碑

 今回は、「浪華の賑ひ」の「高麗橋」をご紹介しました。今昔館8階展示室の床面には大きく拡大した「大阪市パノラマ地図」がありますので、「高麗橋」や「今橋」を確かめてください。


〇企画展「おかげさまで第6回 吉例 昭和レトロ家電 ―マスダコレクション展―」は終了しました。多くのみなさまのご来場ありがとうございました。


〇次回の企画展:2019年度 建築設計展

前期:「設計競技 『住宅に住む、そしてそこで稼ぐ』入選作品展」
   令和元年6月1日(土)~3日(月)

後期:「全国大学・高専卒業設計展示会」
   令和元年6月6日(木)~9日(日)

開館時間:午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)

■前期「設計競技『住宅に住む、そしてそこで稼ぐ』入選作品展」
日 時:令和元年6月1日(土)〜3日(月)
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会 場:大阪くらしの今昔館8階 企画展示室
内 容:設計競技『住宅に住む、そしてそこで稼ぐ』の入選作品を展示します。
入場料:無料
主 催:日本建築学会、同近畿支部
    大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)

【講評会】
日 時:令和元年6月1日(土)午後2時~午後3時
会 場:大阪くらしの今昔館8階 企画展示室

内 容:展示作品の全体講評に加え、近畿支部入選作品を中心に取り上げながら、審査員が評価した内容などについて語っていただきます。
コンペに応募される学生および関係者には、貴重な機会となりますので講評会に是非ともご参加下さい。
講 師:前田 茂樹 氏(大阪工業大学 准教授)

■後期「全国大学・高専卒業設計展示会」
日 時:令和元年6月6日(木)~9日(日)
    午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会 場:大阪くらしの今昔館8階 企画展示室
内 容:全国の大学及び高等専門学校の卒業設計優秀作を展示します。
入場料:無料


〇今週のイベント・ワークショップ

5月29日(水)~6月1日(土)、3日(月)、5日(水)~8日(土)
町家ツアー

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。
当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日
時 間:①11:30~、②14:30~
(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)

6月2日(日)、9日(日)
町家衆イベント 町家ツアー

江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00



6月5日(水)、6日(木)
ワークショップ 『張子人形作り』

1日目に和紙を張り重ねて張子人形を作り、2日目に絵付けをして完成させます
※2日間とも参加できる方対象です
13時~15時
先着10名 参加費1,000円 5月10日(金)より参加受付開始
ハガキまたはFAXにて、住所・氏名・電話番号を記入の上、
大阪くらしの今昔館「張子人形」係までお送りください。
宛先:〒530-0041 大阪市北区天神橋6丁目4-20
FAX:06-6354-8601



そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。

 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
http://konjyakukan.com/index.html


 「今週の今昔館」は第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪まち物語」に掲載しています。
 「今週の今昔館」第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html


 「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。

「住まい・まちづくり・ネット」はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/
初めての方はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/howtouse



2019年5月22日水曜日

今週の今昔館(164) レトロ家電展残りわずかです 20190522

〇企画展「おかげさまで第6回 吉例 昭和レトロ家電 ―マスダコレクション展―」残りわずかです。5月26日(日)まで。

 大阪くらしの今昔館で好評を博してきました昭和レトロ家電の展覧会が、今年も開催となりました。

 本展では、家電コレクターである増田健一氏が20年以上にわたって収集したコレクションの中から、魅力あふれるレトロ家電を選りすぐり、販売当時の懐かしいポスターやチラシ等と共に展示します。どうぞお楽しみに。

(松下)大阪万博記念トランジスタラジオ
「パナペット70」
昭和45年
(三洋)アート・ドア冷蔵庫「金馬車」
昭和44年


〇今週のイベント・ワークショップ

5月22日(水)~25日(土)、27日(月)、29日(水)~6月1日(土)
町家ツアー

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。
当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日
時 間:①11:30~、②14:30~
(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)

5月26日(日)、6月2日(日)
町家衆イベント 町家ツアー

江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00



5月25日(土)
ワークショップ 『紋切ワークショップ-江戸時代の切り紙あそび』

①13時30分 ②14時30分
当日先着各回10名、参加費100円
*当日12時より受付で参加整理券を販売します
講師:大阪くらしの今昔館 町家衆


5月26日(日)
町家衆イベント 絵本で楽しい時間

むかし話などの絵本を表情豊かに読み聞かせます。
じっくりとお聞きください。
開催日: 第4日曜
時 間:14:30-15:00



そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。

 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
http://konjyakukan.com/index.html


 「今週の今昔館」は第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪まち物語」に掲載しています。
 「今週の今昔館」第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html


 「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。

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初めての方はこちらからどうぞ。
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2019年5月15日水曜日

今週の今昔館(163) 浪華三大橋 20190515

〇浪華の賑ひに見る江戸時代の大坂(2)

 暁鐘成が著した大坂名所案内記「浪華の賑ひ」は浪華三大橋から始まります。
 初編の跋に「原来(もとより)其行方(ゆくて)の順路をつづりて一巻となしぬれど、行程許多(そこばく)なれば一日には歩行かたし。されば高麗橋より始め天満・川崎および桜の宮・網島・御城の辺りに至れば一日の遊覧事たるべし。」とありましたが、高麗橋の前に、難波三大橋の絵が2枚あります。1枚目に「浪花江や橋と舟とに月いくつ 翠鶯」の句が記されています。まずは、全体を俯瞰してみようということでしょうか。

浪華の賑ひ「浪華三大橋」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)
浪華の賑ひ「浪華三大橋」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 この2枚は並べるとパノラマになっています。

浪華の賑ひ「浪華三大橋」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 画面手前を大川が流れ、左手から順に天満橋、天神橋、難波橋が描かれています。難波橋の右手に中之島が描かれ、堂島川と土佐堀川に分かれます。土佐堀川には、栴檀木橋(せんだんのきばし)が架かっています。
 天満橋と天神橋の間には、八軒屋が描かれ、背景には大坂城が詳細に描かれています。櫓が多数あった様子がよくわかります。さらに背景には生駒山が描かれています。
 天神橋と難波橋の間で、東横堀が分かれ、いくつかの橋が架かっています。手前から、葭屋橋、今橋、高麗橋、平野橋、思案橋です。
 船場や内町の町家が描かれていますが、詳しく見て見ると、大坂城の右手には釣鐘屋敷があります。高麗橋の西詰には矢倉屋敷が描かれています。

 細部まで詳細に具体的に描かれている点が「浪華の賑ひ」の特徴と言えそうです。

 難波三大橋は浪花百景にも描かれています。

浪花百景「三大橋」(大阪市立図書館蔵)

 大川に架かる橋は手前から、難波橋、天神橋、天満橋。現在の中之島の御堂筋上空あたりから東南の方向を臨む風景です。水の都と呼ばれていただけに、町を縦横に走る川や堀には数多くの橋が架けられていました。その中でも整然と3つ並んだ橋の光景は美しかったに違いなく、「浪華三大橋」と称されました。大坂城の櫓や四辺の青松を含めたこれらの橋の眺望が人々に愛されていました。江戸時代に大和川が付け替えられ、明治後期に新淀川が開削されるまで、大川は旧淀川と大和川の二大河川が流入する文字通り最大の川で、川幅が広く水量も多く架橋は困難でした。

 秀吉の大坂城築城に伴い、まず天満橋が架けられ、江戸時代初期には三大橋が出そろいました。いずれも公儀橋として幕府が維持管理を担いました。三大橋は大坂を政治的、経済的に支えるのみならず、庶民の遊興、娯楽がこれらの橋を中心に生み出されました。大坂城越しに生駒山から昇る朝日が町の繁栄を象徴しています。

 いま、「難波橋」は親柱の上のライオン像から「ライオン橋」と呼ばれ、そして、「天神橋」は流麗なアーチを持ち公園周辺の風景に溶け込んでいます。「天満橋」は後に出来た高架橋により“重ね橋”としての風景を生み出しました。風景は大きく変わりましたが、これら浪華の三大橋は今もその重要な役割に変わりはありません。

 同じ三大橋を描いても、浪花百景では、「浪華の賑ひ」の左3枚をぐっと圧縮して縦長の構図としています。朝日や鳥が大きく描かれ、難波橋には武士の一団の行列が描かれています。アート的・イラスト的・トピック的な表現となっていることがわかります。

 暁鐘成が描いている、幕末・大坂の観光ガイドマップ「浪華名所獨案内」の難波三大橋付近を見てみましょう。

浪華名所獨案内(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 天神橋は現在と同じ位置に架かっていますが、天満橋は現在よりも一筋東の天満橋筋に、難波橋は現在よりも一筋西の難波橋筋に架かっていました。

 大正3年の地図を見ると、新旧2つの難波橋が架かっています。新しい橋には「大川橋」の名前がついています。市電敷設に伴う道路拡幅の際に、一筋東の堺筋が拡幅されて新しい橋が架けられました。旧難波橋の撤去後に、大川橋から難波橋に改称されました。
 天満橋は、現在の谷町筋に架け替えられた後の姿が描かれています。市電は橋の東側の別の橋を走っています。北岸の一筋東に「天満橋筋」の地名がありますが、かつては、この筋に「天満橋」が架かっていました。

大阪市内詳細図(大正3年)
(国際日本文化研究センター蔵)

 大正13年発行の大阪市パノラマ地図を見てみましょう。天満橋と天神橋は現在とは異なりトラスの鉄橋が架かっていました。橋名の入った額が、それぞれの橋の北詰と大阪天満宮の星合池のほとりに保存されています。

大阪市パノラマ地図(大正13年)
(国際日本文化研究センター蔵)

 トラスの鉄橋時代の天満橋・天神橋の橋名の入った額と、現在の天満橋・天神橋・難波橋です。


 今回は、「浪華の賑ひ」の「難波三大橋」をご紹介しました。今昔館8階展示室の床面には大きく拡大した「大阪市パノラマ地図」がありますので、「難波三大橋」を確かめてください。


〇企画展「おかげさまで第6回 吉例 昭和レトロ家電 ―マスダコレクション展―」開催中。5月26日(日)まで。

 大阪くらしの今昔館で好評を博してきました昭和レトロ家電の展覧会が、今年も開催となりました。

 本展では、家電コレクターである増田健一氏が20年以上にわたって収集したコレクションの中から、魅力あふれるレトロ家電を選りすぐり、販売当時の懐かしいポスターやチラシ等と共に展示します。どうぞお楽しみに。

(松下)大阪万博記念トランジスタラジオ
「パナペット70」
昭和45年
(三洋)アート・ドア冷蔵庫「金馬車」
昭和44年


〇今週のイベント・ワークショップ

5月15日(水)~18日(土)、20日(月)、22日(水)~25日(土)
町家ツアー

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。
当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日
時 間:①11:30~、②14:30~
(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)

5月19日(日)、26日(日)
町家衆イベント 町家ツアー

江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00



5月19日(日)
町家衆イベント 連鶴(有料)

折鶴がいくつもつながった連鶴。
一枚の紙から折るところに特色があります。
作り方を詳しくお教えします。
開催日:奇数月の第3日曜
時 間:13:30~初心者向け
    14:30~中級者以上向け



町家衆イベント 今昔語り
大阪に残る昔ばなしを、町家の座敷でお聞かせします。
あたたかくなつかしい風情をお楽しみください。
開催日:お茶会と同日
時 間:14:30-15:00


町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00-16:00


イベント 町家でお茶会
町家の座敷で「ほっと一息」一服いかがですか
先着順50名、茶菓代300円
※当日12時より受付にてお茶券を販売します
協力:大阪市役所茶道部
13時~15時


そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。

 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
http://konjyakukan.com/index.html


 「今週の今昔館」は第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪まち物語」に掲載しています。
 「今週の今昔館」第1回はこちらからご覧ください。
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 「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。

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