2018年11月27日火曜日

今週の今昔館(139) 筋鐘御門 20181127

〇浪花百景に見る江戸時代の大坂(44)

 今回は、京橋口にある「筋鐘御門」をご紹介します。

■筋鐘御門(國員画)
 筋鐘御門は大坂城の京橋口と京橋の間にあった門で、三の丸(北外曲輪)への入り口。
 徳川幕府によって大坂城が再建なったとき、旧大和川(現在の寝屋川)と外堀の間にはさまれて三の丸が築造されました。筋鉄門は京橋を渡って京橋口のすぐ東に設けられた門で、三の丸の西の出入り口として利用されました。
 当時、ふだんは閉じられていましたが、城外の鴫野郷にあった淀君ゆかりの淀姫神社(弁財天)に詣でる人のために、四と九の日には開放されて通行が許されました。
 明治新政府が大坂城跡地を軍の拠点とすると、筋鉄門は造兵司(後の砲兵工廠、軍事工場)の正門として使用されました。門の近くには大阪砲兵工廠化学分析所として使われていた建物が残っています。

浪花百景「筋鐘御門(國員画)」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 江戸時代天保年間発行の「浪華名所獨案内」を見ると、天満橋の東側に「京バシ」があり、京バシ口との間に広場がありますが、筋鐘御門の表示はありません。この地図は、東が上に書かれており、北を上にしましたので文字は右を向いています。

浪華名所獨案内(「津の清」蔵)

 次に、天保8年(1837)発行の天保新改攝州大坂全圖を見ると、「京橋」の南詰には石垣が描かれており、石垣の南は広場になっています。広場の右手、京橋と京橋口の間に門の絵があります。これが筋鐘御門です。門を入ると三の丸で、いくつかの区画に分かれています。青屋口の近くには「御蔵」と記された区画があります。その南の区画には与力屋敷が並んでいます。

天保新改攝州大坂全圖(国際日本文化研究センター蔵)

 大正13年発行の大阪市パノラマ地図を見ると、「きやうばし(京橋)」の南詰には「職業紹介所」があり、その南側京橋口との間は広場になっています。広場の西側には「偕行社」があり、東側には門が描かれています。この門が筋鐘御門で、門を入ると赤レンガの建物があります。三の丸は砲兵工廠として利用されていました。京橋口を入った辺りには「兵器支廠」の文字が見えます。城内は陸軍に使用されていました。

大阪市パノラマ地図(大阪くらしの今昔館蔵)

 昭和12年発行の大大阪観光地図を見ると、土佐堀通に市電が走り、天満橋、偕行社前、京橋、相生町、片町に停留所があります。京橋と京橋口の間は幅の広い通路となっています。三の丸の中は白地となっており、門は描かれていません。奥に進むと、大阪城の文字の右手に「青屋口」その右に「砲兵工廠M」の文字があります。Mのマークは陸軍を示しています。

大大阪観光地図(国際日本文化研究センター蔵)

 今昔マップ3を利用して、周辺地域の変遷を見てみます。
 左上の明治41年では、京橋の南詰は広場となっており、その西側に学校と病院が描かれています。病院には「M」の表示もあり、陸軍病院であることが分かります。広場の東側に門の表示があり、門を入ると「兵器支廠」の文字が見えます。
 右上の昭和4年を見ると、砲兵工廠内の建物が描かれています。寝屋川が付け替えられて、京橋のすぐ西で大川と合流しています。
 左下の昭和22年を見ると、白くなっている部分が多く、戦災によって焼失した地域です。
 右下の昭和42年では、筋鐘御門から三の丸の奥へ道が通り、城の外周道路となっています。京橋の東にもう一つ橋が架かっています。

明治41年から昭和42年の地形図
(今昔マップ3より)

 現在の筋鉄門は常時解放されており通行ができます。門の両側は、大阪城の石垣の上に赤レンガの壁が建っています。砲兵工廠時代に築かれたものと思われます。
 門の近くには、「筋鉄門跡の説明板」や「砲兵工廠・明治天皇聖躅」の石碑があります。門を入ったところには、砲兵工廠化学分析所として使用されていた建物が残っています。
現在の筋鉄門跡
大阪城の住所は「大阪城」です
筋鉄門跡の説明板
砲兵工廠・明治天皇聖躅の石碑
砲兵工廠化学分析所の建物

 今回は、「浪花百景」の「筋鐘御門」をご紹介し、周辺地域の変遷を見てきました。今昔館8階展示室の床面には大きく拡大した「大阪市パノラマ地図」がありますので、昔の地図、現代の地図と見比べながらお楽しみください。

 錦絵の解説は、関西学院大学博物館「浪花百景ー大坂名所案内ー」、大阪城天守閣「特別展浪花百景ーいま・むかしー」を参考にさせていただきました。


〇次回の企画展
「見て、さわって、調べよう。昔のくらし」

2018年12月17日(月)~2019年2月22日(金)
休館日:毎週火曜日、年末年始(12月29日~1月2日)

 現代の家庭では掃除機や炊飯器を使ったり、スイッチひとつで洗たくをすることは一般的になりました。しかし、少し昔にさかのぼってみると、かまどでご飯を炊いたり、タライで洗たくをしたり、ハタキや雑巾がけなど、手間と時間と使って暮らしていました。その中には暮らしの知恵がいくつもありました。
 電気やガスを使うようになり、便利で豊かな生活を送るために多様な道具が次々と作られました。道具の変化は暮らしぶりの変化でもあり、昔の道具を見ることで当時の様子を想像することができます。

 今回の展覧会では昔のくらしを学ぶ児童の学習を想定し、生活道具の種類ごとの変化や、節供の人形や掛軸など季節の行事に関連するものを展示します。
 道具の体験コーナーでは、昨年よりも触れる道具を増やしました。道具の手触りや重さも体感してください。

新板勝手道具之図 重宣画
絞り器付き電気洗濯機
商業中心地区(船場)
「大阪市大観(大正14年)」より


〇今週のイベント・ワークショップ

11月28日(水)~12月1日(土)、3日(月)、5日(水)~8日(土)
町家ツアー

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。
当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日
時 間:①11:30~、②14:30~
(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)

12月2日(日)、9日(日)
町家衆イベント 町家ツアー

江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00


12月2日(日)
イベント 町家寄席-落語“らくてん会”

江戸時代にタイムスリップ!大坂の町家で、落語をきいてみませんか
14時~15時30分頃
出演:らくてん会

町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00-16:00

町家衆イベント ワークショップ『はたき作り』
①13時30分~ ②14時30分~
当日各回先着10名、1人300円
*当日12時より受付で参加整理券を販売します

12月9日(日)
町家衆イベント おじゃみ(有料)

古布を四角く切って縫い合わせて作るおじゃみ(お手玉)。
作り方をていねいにお教えします。
開催日:第2日曜
時 間:14:00-16:00


そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。


〇企画展示室のギャラリー利用

 企画展示室は、9月15日(土)~12月9日(日)までの間、貸ギャラリーとして広く一般の方々のご使用を受け付けています。

 大阪くらしの今昔館ギャラリーは、当館主催の企画展を開催するほか、住まいと暮らしに関わる展覧会の会場として、広く一般の方々のご使用を受け付けています。平成30年度の貸出期間が決まりました。下記により、お申し込みください。
 平成24年度から使用料金の割引制度を導入しています。使用日数が1週間を超える場合、超えた日の使用料金が1割引きとなります。

 貸出期間:平成30年9月15日(土)~12月9日(日)
 ただし、次にあげる日は休館日となります。
  11月27日 、12月4日

 週末はほとんどお申し込みが入っていますが、平日は若干の空きがあります。申し込み方法など詳しくはこちらをご覧ください。
http://konjyakukan.com/kashidashi.html


 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
http://konjyakukan.com/index.html


 「今週の今昔館」は第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪のまちづくり」に掲載しています。 「今週の今昔館」第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html


 「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。

「住まい・まちづくり・ネット」はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/
初めての方はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/howtouse



2018年11月20日火曜日

今週の今昔館(138) 京橋 20181120

〇浪花百景に見る江戸時代の大坂(43)

 今回は、「京橋」をご紹介します。

■京橋(芳雪画)
 大坂城の北側、寝屋川に架けられた橋、京街道がこの橋を起点としています。東海道五十七次の終点でもあり、大坂の玄関口として賑わいました。高欄擬宝珠の立派な公儀橋。京橋の北詰には川魚市場がありました。
 大坂城の北の玄関口、京橋は京街道・大和街道の重要幹線の起点。京橋の名前の由来となった京街道は、秀吉の頃に淀川左岸に文禄堤が構築されたことによって成立した京都と大坂を結ぶ幹線で、京橋は京街道とともに架橋された「天下橋」です。
 夏の陣で焼失しましたが、徳川幕府は重要視して元和9年(1623)に再建、家光の頃に制定された公儀橋十二橋のうち、幕末には京橋だけに欄干に擬宝珠が付けられていました。
 今とは違い、最長時には100メートルを超える長さを誇っていました。以前は橋の南詰に青物市が立っていましたが天満に移動、新たに鯉・鮒・鮎・鰻などの川魚市場が開かれました。
 現在、京橋の上には自転車・歩行者専用の大坂橋が架かっています。

浪花百景「京橋(芳雪画)」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

  

 江戸時代天保年間発行の「浪華名所獨案内」を見ると、天満橋の東側に「京バシ」があります。橋の南詰には、東御奉行所、御代官ヤシキがあり、大坂城の京バシ口につながっています。この地図は、東が上に書かれています。北を上にしましたので文字は右を向いています。

浪華名所獨案内(「津の清」蔵)

 次に、天保8年(1837)発行の天保新改攝州大坂全圖を見ると、天満橋の東側に「京橋」が描かれ、北には「備前島橋」があります。京橋を渡り東へ進むと、「片町ト云」の文字があり、その先に「野田バシ」があります。京街道はこの橋を渡り、北東へ進みます。
 京橋の南詰には石垣の絵が描かれ、城の京橋口との間が広場になっています。広場の西側に「東町奉行所」、その西に「御代官所」があります。

天保新改攝州大坂全圖(国際日本文化研究センター蔵)

 大正13年発行の大阪市パノラマ地図を見ると、「きやうばし(京橋)」の南詰には「職業紹介所」があり、その南に「偕行社」が描かれています。片町には市電が野田橋の手前まで伸びています。備前島橋には京阪電車が走っています。
 京橋口を入ると「兵器支廠」があり、大阪城内は陸軍が使用していました。東町奉行所のあったところは「衛戍病院」になっています。


大阪市パノラマ地図(大阪くらしの今昔館蔵)

 昭和12年発行の大大阪観光地図を見ると、土佐堀通に市電が走り、天満橋、偕行社前、京橋、相生町、片町に停留所があります。京橋の南詰には「京橋前ノ町」の文字があり、天満職業紹介所があります。偕行社の南西には、国防婦人会軍人会館の文字も見えます。昭和6年に完成した大阪城天守閣が大きく描かれています。衛戍病院は陸軍病院の表示に変わっています。

大大阪観光地図(国際日本文化研究センター蔵)

 今昔マップ3を利用して、周辺地域の変遷を見てみます。
 左上の明治41年では、京橋の南詰は広場となっており、その西側に学校と病院が描かれています。病院には「M」の表示もあり、陸軍病院であることが分かります。京阪電車は幅の狭い備前島を通り、駅の手前で寝屋川を跨いでいます。城の中には兵器支廠の文字が見えます。
 右上の昭和4年を見ると、学校と病院の間を抜けた市電が寝屋川を跨ぎ、片町へと延びています。並行して京阪電車が通っています。寝屋川が付け替えられて、備前島が陸続きになりました。
 左下の昭和22年を見ると、天満橋から東へ土佐堀通りが拡幅され、片町へと続いています。白くなっている所は戦災によって焼失した地域です。
 右下の昭和42年では、天満橋の東側で京阪電車が地下に入っており、市電が天満橋までつながっています。病院の北側に「大阪歯大」の文字が見えます。

明治41年から昭和42年の地形図
(今昔マップ3より)

 現在の京橋は北詰で土佐堀通りと交差していますが、交差点の名前は「京橋北詰」ではなく「寝屋川橋東詰」となっています。土佐堀通りに架かる寝屋川橋が優先されています。これは、一般に京橋と呼ばれているJRや京阪電車の京橋駅周辺から、西へ約1キロ離れていることもあって、混乱を避けるために京橋の表示を避けているようにも思えます。
 京橋北詰には、「京橋川魚市場跡」の石碑が立っています。京橋の上空には、自転車・歩行者専用橋の大坂橋が架かり、大阪城と桜之宮公園を結んでいます。

現在の京橋
京橋北詰ですが交差点の名前は寝屋川橋東詰
京橋川魚市場跡の碑
京橋の上には歩行者専用橋が架かっています
「大坂橋」は大坂城と桜之宮公園を結びます

 今回は、「浪花百景」の「京橋」をご紹介し、周辺地域の変遷を見てきました。今昔館8階展示室の床面には大きく拡大した「大阪市パノラマ地図」がありますので、昔の地図、現代の地図と見比べながらお楽しみください。

 錦絵の解説は、関西学院大学博物館「浪花百景ー大坂名所案内ー」、大阪城天守閣「特別展浪花百景ーいま・むかしー」を参考にさせていただきました。


〇次回の企画展
「見て、さわって、調べよう。昔のくらし」

2018年12月17日(月)~2019年2月22日(金)
休館日:毎週火曜日、年末年始(12月29日~1月2日)

 現代の家庭では掃除機や炊飯器を使ったり、スイッチひとつで洗たくをすることは一般的になりました。しかし、少し昔にさかのぼってみると、かまどでご飯を炊いたり、タライで洗たくをしたり、ハタキや雑巾がけなど、手間と時間と使って暮らしていました。その中には暮らしの知恵がいくつもありました。
 電気やガスを使うようになり、便利で豊かな生活を送るために多様な道具が次々と作られました。道具の変化は暮らしぶりの変化でもあり、昔の道具を見ることで当時の様子を想像することができます。

 今回の展覧会では昔のくらしを学ぶ児童の学習を想定し、生活道具の種類ごとの変化や、節供の人形や掛軸など季節の行事に関連するものを展示します。
 道具の体験コーナーでは、昨年よりも触れる道具を増やしました。道具の手触りや重さも体感してください。

新板勝手道具之図 重宣画
絞り器付き電気洗濯機
商業中心地区(船場)
「大阪市大観(大正14年)」より


〇今週のイベント・ワークショップ

11月21日(水)、22日(木)、24日(土)、26日(月)、28日(水)~12月1日(土)
町家ツアー

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。
当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日
時 間:①11:30~、②14:30~
(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)

11月23日(祝)、25日(日)、12月2日(日)
町家衆イベント 町家ツアー

江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00


11月24日(土)
町家衆イベント ワークショップ『削り花を作ろう』

①13時30分 ②14時30分
当日先着各回10名、参加費200円
*当日12時より受付で参加整理券を販売します
講師:大阪くらしの今昔館 町家衆

11月25日(日)
町家衆イベント 今昔語り

大阪に残る昔ばなしを、町家の座敷でお聞かせします。
あたたかくなつかしい風情をお楽しみください。
開催日:お茶会と同日
時 間:14:30-15:00

町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00-16:00

イベント 町家でお茶会
町家の座敷で「ほっと一息」一服いかがですか
先着順50名、茶菓代300円
※当日12時より受付でお茶券を販売します
協力:大阪市役所茶道部
13時~15時

町家衆イベント 絵本で楽しい時間
むかし話などの絵本を表情豊かに読み聞かせます。
じっくりとお聞きください。
開催日: 第4日曜
時 間:14:30-15:00

12月2日(日)
イベント 町家寄席-落語“らくてん会”

江戸時代にタイムスリップ!大坂の町家で、落語をきいてみませんか
14時~15時30分頃
出演:らくてん会

町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00-16:00

町家衆イベント ワークショップ『はたき作り』
①13時30分~ ②14時30分~
当日各回先着10名、1人300円
*当日12時より受付で参加整理券を販売します


そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。


〇企画展示室のギャラリー利用

 企画展示室は、9月15日(土)~12月9日(日)までの間、貸ギャラリーとして広く一般の方々のご使用を受け付けています。

 大阪くらしの今昔館ギャラリーは、当館主催の企画展を開催するほか、住まいと暮らしに関わる展覧会の会場として、広く一般の方々のご使用を受け付けています。平成30年度の貸出期間が決まりました。下記により、お申し込みください。
 平成24年度から使用料金の割引制度を導入しています。使用日数が1週間を超える場合、超えた日の使用料金が1割引きとなります。

 貸出期間:平成30年9月15日(土)~12月9日(日)
 ただし、次にあげる日は休館日となります。
  11月27日 、12月4日

 週末はほとんどお申し込みが入っていますが、平日は若干の空きがあります。申し込み方法など詳しくはこちらをご覧ください。
http://konjyakukan.com/kashidashi.html


 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
http://konjyakukan.com/index.html


 「今週の今昔館」は第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪のまちづくり」に掲載しています。 「今週の今昔館」第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html


 「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。

「住まい・まちづくり・ネット」はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/
初めての方はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/howtouse



2018年11月13日火曜日

今週の今昔館(137) 八軒屋夕景 20181113

〇11月17日(土)18日(日)は関西文化の日
 11/17・18は今昔館の入館料(常設展)が無料です!両日は、町家衆イベント「楽市町家」を13時~16時に開催しています。


〇浪花百景に見る江戸時代の大坂(42)

 今回は、「八軒屋夕景」をご紹介します。

■八軒屋夕景(国員画)
 八軒屋は、天神橋と天満橋の中間南岸の地名。古来、寺社参詣のため淀川から熊野街道に入る旅の中継地で、八軒の宿が軒を並べていました。
 ここには京都へ行き来する様々な船の船着き場があり、船頭・馬子・旅宿の客を集める声や乗客たちの口論する罵声など、昼夜を問わず人々の喧騒に包まれ、まさに大川水運の一大拠点でした。
 ちなみに、「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんを乗せた三十石船と呼ばれる川船は、京都伏見から大坂までを半日で、大坂から伏見までは丸一日で航行しました。
 明治になると蒸気船に変わり、鉄道が開通すると船着き場の役割は低下し、衰えました。

浪花百景「八軒屋夕景(国員画)」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 八軒屋は、摂津名所図会にも描かれています。こちらでは、川の水位が上下しても船からの陸への人やモノの移動ができるように設置された階段状の「雁木」が描かれ、賑わっている浜の様子が詳細に表現されています。  

摂津名所図会「八軒屋」

 江戸時代天保年間発行の「浪華名所獨案内」を見ると、天満橋と天神橋の間に「八ケン家」があり、「三十石舟ツキ 宿ヤ多シ」と書かれています。南には「ザマヲタビ(坐間神社御旅所)」「火ノ見ヤグラ」があります。この地図は、東が上に書かれています。北を上にしましたので文字は右を向いています。

浪華名所獨案内(「津の清」蔵)

 次に、天保8年(1837)発行の天保新改攝州大坂全圖を見ると、天満橋の南詰に「▲京橋二丁メ」の文字があり、「▲四丁メ」の傍に「八軒屋」と書かれています。そこから南へ伸びる筋には「▲ヲハライスジ」の文字があります。八軒屋は熊野街道の起点となっていました。地図に書かれている▲の記号は、大坂三郷の「北組」を表しています。大川の対岸にある「〇」は「天満組」を表しています。
 天満橋は、谷町筋より一筋東に架かっていたことがわかります。天神橋の北詰には、「〇十丁メ」の文字があり、天神橋筋は東から数えて十本目の筋ということから「十丁目筋」と呼ばれていたことが分かります。

天保新改攝州大坂全圖(国際日本文化研究センター蔵)

 大正13年発行の大阪市パノラマ地図を見ると、土佐堀通と谷町筋には市電が走り、天満橋と天神橋に停留所があります。その間に「八軒屋」の記載はありません。大川には川を上下する船が描かれています。

大阪市パノラマ地図(大阪くらしの今昔館蔵)

 昭和12年発行の大大阪観光地図を見ると、パノラマ地図と同様土佐堀通と谷町筋に市電が走り、こちらでは、天満橋、八軒家、天神橋に停留所があります。八軒家停留所の前に「八軒家」の文字があり、寝屋川が付け替えられて將基島が埋め立てられています。対岸には「天満配給所」の文字があります。天満青物市場の跡地に当たります。

大大阪観光地図(国際日本文化研究センター蔵)

 今昔マップ3を利用して、周辺地域の変遷を見てみます。
 左上の明治41年では、土佐堀通り、松屋町筋、谷町筋ともに拡幅前の姿です。嶋町の通りがやや広く描かれており、「嶋町」の文字も見えます。
 右上の昭和4年を見ると、土佐堀通りと谷町筋に市電が走り拡幅されています。天満橋では道路橋の東側に市電用の橋が架けられています。中之島が東側に広げられ、天神橋まで届いています。
 左下の昭和42年を見ると、谷町筋の市電が廃止されています。天満橋の東側で京阪電車が地下に入り、天満橋から天神橋の間の大川が一部埋め立てられて川幅が狭くなり、天満橋南詰の土佐堀通りの北側にビルが建っています。松坂屋が日本橋から移転してきたビルです。
 右下の地理院地図では、地下鉄道の路線が茶色の点線で表示され、地下鉄谷町線、京阪電車の本線に加えて、中之島線のルートも描かれています。天満橋の上空に橋が架かり、土佐堀通と立体交差している様子が分かります。上記3枚の地形図では、八軒屋の記載はなくなり、かつての舟運が衰えていまいたが、最新の地理院地図では、船の記号と航路が描かれ、舟運が復活している様子が分かります。

明治41年から最近の地形図
(今昔マップ3より)

 現在の八軒家浜には、2008年に観光用の岸壁である船着き場が整備され、常夜鐙が復元されています。2009年には観光船案内所、情報発信スペース、レストランからなる川の駅「はちけんや」が開業しています。かつては渡辺の津とも呼ばれた八軒家は、熊野街道の起点でした。

現在の八軒屋浜
川の駅「はちけんや」
川の駅「はちけんや」
現在の八軒屋浜(常夜鐙)
熊野街道起点の碑
八軒家の解説板(浪花百景)
八軒家から見た天神橋
八軒家からの天神橋夜景
八軒家からの夜景

 今回は、「浪花百景」の「八軒屋夕景」をご紹介し、周辺地域の変遷を見てきました。今昔館8階展示室の床面には大きく拡大した「大阪市パノラマ地図」がありますので、昔の地図、現代の地図と見比べながらお楽しみください。

 錦絵の解説は、関西学院大学博物館「浪花百景ー大坂名所案内ー」、大阪城天守閣「特別展浪花百景ーいま・むかしー」を参考にさせていただきました。


〇今週のイベント・ワークショップ

11月14日(水)~17日(土)、19日(月)、21日(水)、22日(木)、24日(土)
町家ツアー

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。
当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日
時 間:①11:30~、②14:30~
(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)

11月18日(日)、23日(祝)、25日(日)
町家衆イベント 町家ツアー

江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00


11月17日(土)18日(日)
関西文化の日、11/17・18は今昔館の入館料(常設展)が無料です!


町家衆イベント 楽市町家
13時~16時

11月18日(日)
町家衆イベント 連鶴(有料)

折鶴がいくつもつながった連鶴。
一枚の紙から折るところに特色があります。
作り方を詳しくお教えします。
開催日:奇数月の第3日曜
時 間:13:30~初心者向け、
    14:30~中級者以上向け

町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00-16:00

11月24日(土)
町家衆イベント ワークショップ『削り花を作ろう』

①13時30分 ②14時30分
当日先着各回10名、参加費200円
*当日12時より受付で参加整理券を販売します
講師:大阪くらしの今昔館 町家衆

11月25日(日)
町家衆イベント 今昔語り

大阪に残る昔ばなしを、町家の座敷でお聞かせします。
あたたかくなつかしい風情をお楽しみください。
開催日:お茶会と同日
時 間:14:30-15:00

町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00-16:00

イベント 町家でお茶会
町家の座敷で「ほっと一息」一服いかがですか
先着順50名、茶菓代300円
※当日12時より受付でお茶券を販売します
協力:大阪市役所茶道部
13時~15時

町家衆イベント 絵本で楽しい時間
むかし話などの絵本を表情豊かに読み聞かせます。
じっくりとお聞きください。
開催日: 第4日曜
時 間:14:30-15:00


そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。


〇企画展示室のギャラリー利用

 企画展示室は、9月15日(土)~12月9日(日)までの間、貸ギャラリーとして広く一般の方々のご使用を受け付けています。

 大阪くらしの今昔館ギャラリーは、当館主催の企画展を開催するほか、住まいと暮らしに関わる展覧会の会場として、広く一般の方々のご使用を受け付けています。平成30年度の貸出期間が決まりました。下記により、お申し込みください。
 平成24年度から使用料金の割引制度を導入しています。使用日数が1週間を超える場合、超えた日の使用料金が1割引きとなります。

 貸出期間:平成30年9月15日(土)~12月9日(日)
 ただし、次にあげる日は休館日となります。
  11月13日・20日・27日 、12月4日

 週末はほとんどお申し込みが入っていますが、平日は若干の空きがあります。申し込み方法など詳しくはこちらをご覧ください。
http://konjyakukan.com/kashidashi.html


 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
http://konjyakukan.com/index.html


 「今週の今昔館」は第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪のまちづくり」に掲載しています。 「今週の今昔館」第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html


 「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。

「住まい・まちづくり・ネット」はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/
初めての方はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/howtouse



2018年11月6日火曜日

今週の今昔館(136) 今橋つきぢの風景 20181106

〇11月17日(土)18日(日)は関西文化の日
 11/17・18は今昔館の入館料(常設展)が無料です!両日は、町家衆イベント「楽市町家」を13時~16時に開催しています。


〇浪花百景に見る江戸時代の大坂(41)

 今回は、「今橋つきぢの風景」をご紹介します。

■今橋つきぢの風景(国員画)
 大川から分かれた東横堀川の流れはまず葭屋橋(奥の橋)をくぐり、息つく間もなく今橋(手前の橋)をくぐります。今橋は南の高麗橋とともに豊臣時代から架橋されていた橋で、この堀川は大坂城の外堀の役割を持ち、真っ先に整備されて船の通行も多かったといわれます。
 葭屋橋の西詰(左側)は天明3年(1783)に新たに造成された新地で、「築地」あるいは「蟹島新地」と呼ばれました。葭屋橋はこの新地と東横堀東岸とを結ぶためにその際に新設された橋。眺めの良い築地は料亭や旅館が軒を連ねる街で、遊郭も開かれ、船場の旦那衆が遊楽の場へ出入りする架け橋となりました。
 今橋の北には北浜、西側には天王寺屋や鴻池屋など名だたる大両替商が集まり、当地の繁栄はのちの証券取引所に引き継がれます。

浪花百景「今橋つきぢの風景(国員画)」
(大阪市立図書館デジタルアーカイブ)

 江戸時代天保年間発行の「浪華名所獨案内」を見ると、天神橋の西に「ヨシヤバシ」があり、渡った対岸には「ツキヂ」の文字があります。その西には、「金相場」があります。この地図は、東が上に書かれています。北を上にしましたので文字は右を向いています。

浪華名所獨案内(「津の清」蔵)

 次に、天保8年(1837)発行の天保新改攝州大坂全圖を見ると、東横堀川の一番北側には葭屋バシが架かり、対岸には「ツキ地」の文字が見えます。
 地図の上部には、右から天神橋、難波橋が架かっています。難波橋は現在の堺筋ではなく一筋西側の「ナニハバシスジ」に架かっていました。

天保新改攝州大坂全圖(国際日本文化研究センター蔵)

 大正13年発行の大阪市パノラマ地図を見ると、土佐堀通には市電が走り、東横堀川に架かる「よしやばし」が拡幅されています。その南に「いまばし」「こうらいばし」「ひらのばし」が見えます。
 土佐堀通りを走る市電の「北濱一」停留所の北側には、通りに沿って町家が並んでいます。そのいくつかは、白いビルに建て替わっています。天神橋は、トラスの鉄橋に架け替えられています。

大阪市パノラマ地図(大阪くらしの今昔館蔵)

 昭和12年発行の大大阪観光地図を見ると、北浜二丁目の角に「株式取引所」の建物が描かれています。堺筋と土佐堀通りに市電が走り、難波橋は市電の建設に合わせて、元の位置から一筋東の堺筋に架け替えられ、大きく描かれています。天神橋も拡幅され、天神橋筋商店街の一筋西側に市電の走る広い通りが整備されています。

大大阪観光地図(国際日本文化研究センター蔵)

 今昔マップ3を利用して、周辺地域の変遷を見てみます。
 左上の明治42年では、土佐堀通り、堺筋も拡幅前の姿で、橋の架かっている今橋通り、高麗橋通りがやや広く描かれており、「高麗橋通」の文字が見えます。
 右上の昭和4年を見ると、土佐堀通りと堺筋に市電が走り拡幅されています。停留所名は書かれていませんが、葭屋橋の西詰に停留所があります。中之島が東側に広げられ、天神橋まで届いています。
 左下の昭和42年を見ると、堺筋の市電が廃止されています。堂島川から東横堀川の上空には阪神高速道路が走っています。天神橋の南詰の東側が埋め立てられて、川幅が狭くなっています。
 右下の地理院地図では、阪神高速道路の守口線が開通し、地下鉄道の路線が茶色の点線で表示されています。堺筋線、京阪本線のほか、京阪中之島線が描かれています。

明治41年から最近の地形図
(今昔マップ3より)

 現在の葭屋橋は土佐堀通りとなり、阪神高速道路の入口となっている今橋よりも、通行量の多い橋となっています。橋の西側には、大阪会議が開かれた「花外楼」や、北浜レトロビル、北浜長屋などが並んでいます。

天神橋から見た葭屋橋と阪神高速道路
現在の葭屋橋
現在の葭屋橋
葭屋橋の袂は北浜リバーフロント
ギャラリーになっています
花外楼が入っているビル
花外楼の玄関
大阪会議開催の地の石碑
北浜レトロビル
リノベーションされた北浜長屋

 今回は、「浪花百景」の「今橋つきぢの風景」をご紹介し、周辺地域の変遷を見てきました。今昔館8階展示室の床面には大きく拡大した「大阪市パノラマ地図」がありますので、昔の地図、現代の地図と見比べながらお楽しみください。

 錦絵の解説は、関西学院大学博物館「浪花百景ー大坂名所案内ー」、大阪城天守閣「特別展浪花百景ーいま・むかしー」を参考にさせていただきました。


〇今週のイベント・ワークショップ

11月7日(水)~10日(土)、12日(月)、14日(水)~17日(土)
町家ツアー

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。
当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日
時 間:①11:30~、②14:30~
(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)

11月11日(日)、18日(日)
町家衆イベント 町家ツアー

江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00


11月10日(土)
イベント 町家寄席-落語

江戸時代にタイムスリップ!大坂の町で、
落語をきいてみませんか
出演:桂出丸、桂文昇
14時~15時

ワークショップ 『ふくろうストラップを作ろう』
各回先着10名、1人300円
*当日12時より受付で参加整理券を販売します
①13時30分 ②14時30分

11月11日(日)
町家衆イベント おじゃみ(有料)

古布を四角く切って縫い合わせて作るおじゃみ(お手玉)。
作り方をていねいにお教えします。
開催日:第2日曜
時 間:14:00-16:00

11月17日(土)18日(日)
関西文化の日、11/17・18は今昔館の入館料(常設展)が無料です!


町家衆イベント 楽市町家
13時~16時

11月18日(日)
町家衆イベント 連鶴(有料)

折鶴がいくつもつながった連鶴。
一枚の紙から折るところに特色があります。
作り方を詳しくお教えします。
開催日:奇数月の第3日曜
時 間:13:30~初心者向け、
    14:30~中級者以上向け

町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00-16:00


そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。


〇企画展示室のギャラリー利用

 企画展示室は、9月15日(土)~12月9日(日)までの間、貸ギャラリーとして広く一般の方々のご使用を受け付けています。

 大阪くらしの今昔館ギャラリーは、当館主催の企画展を開催するほか、住まいと暮らしに関わる展覧会の会場として、広く一般の方々のご使用を受け付けています。平成30年度の貸出期間が決まりました。下記により、お申し込みください。
 平成24年度から使用料金の割引制度を導入しています。使用日数が1週間を超える場合、超えた日の使用料金が1割引きとなります。

 貸出期間:平成30年9月15日(土)~12月9日(日)
 ただし、次にあげる日は休館日となります。
  11月6日・13日・20日・27日 、
  12月4日

 週末はほとんどお申し込みが入っていますが、平日は若干の空きがあります。申し込み方法など詳しくはこちらをご覧ください。
http://konjyakukan.com/kashidashi.html


 大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからご覧ください。
http://konjyakukan.com/index.html


 「今週の今昔館」は第1回から第52回までは、「古地図で愉しむ大阪のまちづくり」に掲載しています。 「今週の今昔館」第1回はこちらからご覧ください。
http://osakakochizu.blogspot.com/2016/08/blog-post_5.html


 「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。

「住まい・まちづくり・ネット」はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/
初めての方はこちらからどうぞ。
http://www.sumai-machi-net.com/howtouse